「ダルちゃん」
①〜②巻(完結)
作者:はるな檸檬
出版社:小学館
あらすじ
”普通”のOLに擬態して過ごしている、”ダルダル星人”のダルちゃんが周りの人と関わりながら、自分の居場所を見つけるお話。
おすすめしたいポイント
1.絵が可愛い!
表紙だけでも雰囲気が溢れ出ている、絵本のように可愛らしく優しい、且つ繊細な絵。この絵を見ているだけで、ほんわか癒されます。
2.分かる…!と共感できることの連続
周りと自分を比べて、浮かないように、「普通」でいられるようにと努力しながらも、どこかに違和感を感じながら、「擬態」しながら生きているダルちゃんの姿に共感がとまりません。
3.厳しくも優しい、登場人物たち
どのキャラクターもリアリティに溢れていて、いるいる!こんな人!と思えるのもこの漫画の魅力だと思いますが、中でもダルちゃんのことを心から思い遣っていることが分かるキャラクターたちの行動・セリフが心に刺さります。
推し!キャラクター
⭐︎サトウさん
ダルちゃんの同僚です。こういう人が本当に優しい人なのだろうなと思い、こんな先輩になりたい…!と切実に思った、なんとしてでも幸せになってほしいキャラクターです。
以下、一人語りです。(読み飛ばしていただいても構いません)
この漫画は、私が新卒で入社した会社の若手だった頃に、当時の上司からプレゼントして頂いた漫画です。
当時は絵が可愛い!そしてなんと素敵なストーリー!(浅い)くらいにしか思っていなかったのですが、今回ブログを書くために改めて読んで見ると、上司には私も正しく”ダルダル星人”であることがバレていたんだろうな、と分かりました。
そして少し大人になった私は、この漫画を後輩たちにおすすめしたいなと思いながらこのブログを書いています。
会社の中でも、友だちといても「普通」でありたいと思うのは大多数の人が思うことだと思います。時には周りに合わせるのも必要な場面もたくさんあって、それができなかった時に落ち込んでしまったり、悩んでしまうこともあると思います。
そんな時に、色んな自分を受け入れて、自分が幸せになる選択をする後押しをしてくれるような漫画がこの「ダルちゃん」です。
気になった方はぜひ読んでみてください〜💭